ファイナンシャルプランナーの違いと見分け方は?~後編~

更新日:11月25日


前編では、皆さんがFPを選ぶための判断材料の1つとなる資格について書きました。


前編を読んでいない方は➡コチラから



後編では、「職業として」のFPの違いについて書いていきたいと思います。

一般的にFPを職業で分ける場合、


「企業系FP」「独立系FP」に分類されていますが、


私は、さらに「専門系FP」を付け加えてその違いを説明していきますね。



■企業系FP


企業系FPとは、その字のごとく「企業」に努めている会社員等で、FPの資格を取得し、その知識を本業に生かしているサラリーマンの事です。


主に金融機関(銀行・証券会社・保険会社)に勤めている人たちが、スキルアップのためや、社内での昇給や昇進の要件となっているために資格を取得しています。


銀行では、支店長になるのに2級FP技能士の資格取得が必須らしいです。


また、最近ではハウスメーカーや工務店の営業の方がFP資格を取得しているケースも増えてきましたし、保険代理店に雇用されている保険営業マンも企業系FPといえます。


企業系FPが、その資格を活用する目的は、当然ですが「自社の商品販売」です。


銀行マンなら、住宅ローンや投資信託などの金融商品や窓口販売できる生命保険など。

保険会社や保険代理店の営業マンなら、自社の生命保険や自動車保険などの保険商品。

住宅セールスパーソンは、自社の注文住宅や中古住宅の受注・販売です。


これらを販売することが目的であり、セールスプロセスのゴールです。


でも、これは当然のことで何も悪くありません。

企業系FPは、会社に雇用されているサラリーマンであり、その会社の商品を売ることで給料をもらっているからです。


営業マンとしての知識のスキルアップを図り、より商品の価値を伝えて販売しようという想いを持つことは素晴らしく、その分野のプロとしての鏡だと私は思っています。



■独立系FP


金融機関等の会社に属さずに、個人事業主もしくは法人として活動している方々です。

多くの場合は、金融機関等の会社を退職して独立しているケースがほとんどですし、私もこの独立系FPとしてスタートしました。


一口に「独立系」と言いますが、主に以下のように分けられます。

  1. 保険乗合代理店や一社専属の個人代理店など保険販売によって収入を得ているFP

  2. 相談業務をメインに行いながら、顧客の要望等で自社にて取扱う金融商品も販売するタイプのFP

  3. 金融商品販売を行わず、相談業務や講演などを主としているFP

の3つで、業務内容や方向性は大きく異なります。



保険等の金融商品販売がメイン


独立系で圧倒的に多いのは①の金融商品販売をメインに行っている、保険代理店FPです。

私の肌感覚ですけど、8割くらいはこの保険代理店FPだと思います。


この場合、収益は保険販売による販売手数料なので、保険の見直しやライフプランニングなど無料相談で行うところが多いですし、独立系FPと言いつつも事実上、保険代理店です。


②のタイプも同様ですが、どちらかというと付随的に保険など金融商品を提案するケースが多いです。①と違うのは、収益の柱が別にもあること。

たとえば、FPを生業にしている事業所であれば、FP業務は有料だったりです。


ただし、金融商品を取り扱っている以上、一定以上の販売ノルマもクリアしなければなりません。FPによっては、顧客利益よりも自社利益を優先してしまうケースもあります。



相談業務や講演・執筆業務がメイン


③のタイプは、お客様の相談に応じたコンサルティングを行い、問題を解決することを主たる業務としているFPでコンサルティングに応じたフィーで収益を得ています。


また、講演活動などの講演料や記事や本の執筆などによって収益を得ているFPもいます。


実は、最初からこのビジネスモデルでスタートするFPは圧倒的に少ないです。

そもそも、FPとしての経験やノウハウが求められますし、コンサルティング・フィーだけで最初から事業継続することは困難で、ハイリスクだからです。


また、講演やメディア出演なども、ある程度の経験や認知度が求められますので一朝一夕で出来るものでもありません。


③のタイプは、「完全独立型FP」とも言え、それまでの経験や知識とそのFP独自の強みを持っていて、その分野においてのプロフェッショナルといえます。



■専門系FP


専門系FPは、独立系FPに入るんですけど、そこからさらに細分化した感じです。

ここに分類できるのは、いわゆるダブルライセンスホルダーです。

ダブルライセンスホルダーというのは、


「○○○士 + 〇級FP技能士(AFP/CFP)」


のように、主に士業の資格を保有している専門職にFPの知識を取り入れてる人たちです。


例えば、


 「税理士   + FP資格」

 「司法書士  + FP資格」

 「社会保険労務士+ FP資格」


みたいな感じです。

税理士や司法書士、社会保険労務士といった専門職業とFP業務はすごく親和性が高く、その専門分野と関連する分野をFP資格取得により補うことで、より総合的に顧客にアドバイスを行います。


ただ、この方たちはあくまで本業がメインで、名刺に資格名を載せてる程度です。


あまり自分達の事を「相続税専門のFPです」みたいなFPを前面には出していないですね。

私の周りでは。


それよりは「相続税専門の税理士です」の方が信用も安心もできるし。


ということで、ここまで職業としての「FP」の違いを書いてきましたが、あくまで私の個人的な解釈なので、人によってはこれらの解釈は違うと思います。



で、結局のところFPをどう見分けりゃいいんだよって話ですよね?


これは次回、書いていきたいと思います。










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